第3回 「ヘンリー・ハドソン トレイル、ノース・セクション」の巻

 
 ヘンリー・ハドソン トレイルは、ニュージャージーのフリーホールドからアトランティック・ハイランドまで、かつてJersey Central Lineの軌道だった21マイルを歩行者・自転車専用道路にしたものです。いまだ部分開通で、ノース、マタワン、フリーフォールドの3つのセクションに分断されています。

 将来的には3つのセクションがつながり、更にノース・セクションはハイランドまで東進してサンディー・フックのトレイルと合体する予定。完成すればフリーホールドからサンディーフックの先端に至る約40マイルの一大トレイルになるはずですが、沿線地主の反対や自然環境への影響の問題もあって、なかなかスムーズに運ばないようです。しかもトレイルのうちマタワンからフリーホールドの部分に再度鉄道を建設する計画も上がっています。

 今回走ったのは、3つのセクションのうち、キーポートからアトランティック・ハイランドに至る10マイルのノース・セクションです。トレイルの東側の起点には、ルート36号に面してHenry Hudson Trail Activity Centerという施設があり、洗面所、無料駐車場などが完備しています。西側の起点はキーポートのLloyd RoadとClark Streetの交差点の北東側にあり、ニュージャージートランジットのAberdeen-Matawan駅がすぐそばです。

 トレイルは全コース舗装された平坦なコース。もともと電車の線路があったところですから、起伏は全くと言っていいほどありません。一方、経年のためアスファルトの老朽化が進み、特に木々に囲まれた部分では路面に波状の凸凹がたくさんできています。これは地中にある木々の根が成長するにつれてアスファルトを持ち上げるのが原因らしいです。

ヘンリー・ハドソン トレイルについての詳細はこちら

初掲載:2006年10月
更新:2008年7月



 
   
   
↑日曜日の昼下がり、Activity Centerの駐車場には私の車だけ。せっかくこんなに天気が良いのにもったいない。
 
 
   
   
↑Activity Centerからほんの少し東へ寄ったAvenue Dからトレイルが始まります。
 
 
   
   
↑出発してしばらくは、ルート36号と平行して進みます。木々が道を覆うように茂っているので、暑い日でも木陰になって涼しくて快適です。
 
 
   
   
↑頻繁に車道と交差するのが、ちょっとうっとうしいです。ただ見通しの良い場所が多く、交通量もそれほど多くないので、まあいちいち一旦停止しなくても.....
 
 
   
   
↑トレイルの途中に珍しくソーダの自動販売機が立っています。
 
 
   
   
↑湿地帯を横切って行くので、あちこちにこのような橋が掛かっています。味気ないコンクリートや鉄製の橋ではなく、すべて木製なのがうれしいですね。
 
 
   
   
↑中心部が大きく盛り上がった橋。これを越すのは愉快。
 
 
   
   
↑はるかに広がる湿地。その向こうにラリタン湾。水平線の彼方にニューヨークの町並みが見えます。
 
 
   
   
↑途中、Keansburgを通ります。ちょっとコースを外れて寄り道すればKeansburgのAmusement Parkがすぐそこ。すぐそばの砂浜からは、ラリタン湾が一望できます。
 
 
   
   
↑トレイルの西側の終点に着きました。草野球のグラウンドの前が駐車場になっています。
 
 
   
   
↑西側の終点近くにあるガソリンスタンド。フードマートでアイスクリームを食べてホッと一息。
 
 
   
   
↑Lloyd RoadとClark Streetの交差点の北東側にトレイルの西側の入り口があります。
 
 

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