第9回 「ジャマイカ湾一周」の巻
ケネディ空港の南西に広がるジャマイカ湾は、その大半がWild Life Refugee（野生動物保護区）に設定され、大都市圏にある野生動物保護区としてはアメリカ最大の大きさだそうです。ジャマイカ湾Wild Life Refugeeを突っ切るような形で、グリーンウェイが走っており、まだ未完成の部分もありますが、自転車でジャマイカ湾の西半分を一週することができます。全長約25マイルで、Far Rockawayなど、一部走りにくいところはあるものの、それを除けば全般的に快適なルートです。
地下鉄で行く場合、アクセスポイントはいろいろありますが、QラインのSheephead Bay、Lライン終点のCanarsie Rockaway Parkway、あるいはAラインのBroad Channel、Beach 90 Streetなどが便利でしょう。今回はSheephead Bayの駅から時計回りに一周しました。
↑Sheephead Bayの駅を出てSheephead Bay Roadを南下すると、すぐに川のように狭い湾に突き当たります。たくさんの釣り船が停泊しています。
↑Sheephead湾に沿ってEmmons Avenueを東に行くと、Brigham Streetを越えたところにグリーンウェイの入り口があります。
↑やがて右手にPlumb Beachが見えてきます。白い砂が目にしみます（写真ではあまり白く見えませんが）。
↑コースが右に大きくカーブし、自動車道が立体交差する地点に出ます。信号があるのでFlatbush Avenueを渡ります。横断する場所はここしかないので通りすぎないように注意。
↑橋を２つ越すと、やがてCanasie Pierに着きます。釣りをする人たちでいっぱいです。水はあまり綺麗ではありませんが、覗き込むと無数の魚が群れをなして泳いでいるのが見えます。
↑ここには大きな無料駐車場があり、Belt Parkwayからのアクセスも容易なので、地下鉄ではなく自動車で来る場合は、ここに駐車しておくのがいいと思います。
↑Pennsylvania Avenueと交差するところで非情な通行止めのサインが。仕方がないので一般道へ迂回します。2007年の秋には開通するとのこと。。
↑Spring Creek Parkのサイクリングロードを経由して、Erskine Streetから再度グリーンウェイに入ります。
↑Howard Beachの156 Aveと84 Stでグリーンウェイは終了。ここからはしばらく一般道を走らなければなりません。
↑Howard Beachに沿ってCross Bay Bouldverdを南に行くと、最初に越える橋がJoseph Addabbo Memorial Bridge（旧名 North Channell Bridge）です。
↑アメリカでは橋や道路などの名称をやたらと政治家の名前に変えてしまう悪習があります。旧名のNorth Channel Bridgeの方が情緒があって良いと私は思うのですが。
↑やがて右手にGateway National Recreation Center、Jamaica Bay Wildlife Refugeのサインが見えてきます。この辺りはちょうどJamaica湾の中心付近です。
↑ビジターセンターの裏手にはウェストポンドがあります。いろいろなトレールがありますが、どれも自転車は進入禁止で歩いて回らなければなりません。
↑Veteran's Memorial Bridgeには「歩行者と自転車は進入禁止」のサイン。「そんなはずは....」と思って橋の東側に回ると、あれっ道を間違えたかなと思うようなところに側道の入り口がありました。
↑橋の上から西方向を見ると、マンハッタンの高層ビル群を遥かに眺めることができます。
↑橋の上から東方向を眺めると、JFK飛行場が広がっています。
↑橋を越えると、そこはRockaway半島。半島の南側は海水浴場になっていて、東海岸で一番の長さを誇るボードウォークが延々と伸びています。
↑海岸に沿って西に進むとやがてJacob Riis Parkに出ます。後ろに見えるのはMarine Parkway Bridge。
↑169th Streetで右折してMarine Parkway Bridgeを渡ります。
↑橋の西側に自転車／歩行者用のレーンがあります。
↑橋を渡って少し北上したところに、Floyd Bennettの飛行場跡があります。コンコルドが展示してありました。
↑一直線に伸びる滑走路は自動車進入禁止。自転車で走ることができます。