筆者が所有している、ちょっとめずらしい(そうでもない?)APPLEのヴィンテージ・アイテムを幾つかご紹介します。
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Macintosh Plusは筆者が最初に購入・所有したマックであり、職場でも長らくPlusを使っていたので思い出深い機種です。当時のアメリカで日本語を扱えるコンピュータというとMac以外に選択肢はなく、ほとんどの日本人がマックユーザーだったと思います。漢字Talk5から6に掛けての時代です。9インチのスクリーンは当時の基準からしてもやや小さすぎるきらいがありましたが、何とか実用に耐えうるサイズでした。これ以上の大きさのCRTを組み込むと簡単に持ち運びできる大きさではなくなってしまいます。そういう意味で9インチというのは絶妙のサイズだったと言えるのではないでしょうか。 今はもう出番もなく自宅の地下室で静かに眠るPlusですが、歴代のマックのなかで今もこのPlusが一番気に入っています。Plusの筐体はオリジナルの128kとほぼ同じで、ジェリー・マノックとテリー・オヤマのデザインによるものです。Plusの次のSEからはフロッグ・デザインがケースのデザインを一手に手がけるようになり、マックと言えばフロッグ・デザイン、デザインに凝ったコンピュータと言われるようになります。しかしながら、128kからPlusに至るオリジナル・マックもフロッグ・デザイン・マックに勝るとも劣らない秀逸なデザインだと思います。 ところで、テリー・オヤマというのは名前からして日本人か少なくとも日系人だと思われますが、インターネットで検索してもそれらしいのがヒットせず、どのような人物なのかよくわかりませんでした。ところが最近、CNETのニュースでマックの開発チームのリユニオンの記事を読み、その中にテリー・オヤマの写真を見つけました。ウォズニアクの後方、アンディ・ハーツフェルドの後ろに写っているのが彼です。リンクが切れていたらここで写真を見てください。いかにも日本の親切なおじさんという感じでなかなかいい顔をしています。 いずれにしても、Macの誕生に日本人(日系人かもしれませんが)が多大な貢献をしたという事実はうれしいことです。 (2013年10月18日) |
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